折り畳み電動バイクとは

概念


折り畳み電動バイクとは、車体を折り畳むことが可能で、電池(バッテリー)を充電し、モーターを駆動させて走行するバイクです。エンジンを持たないことから「有害物質が無く(ゼロエミッション)環境にやさしい」と考えられています。
また、エンジンで動くバイクとは異なり、オイル漏れ等の心配がなく車にも積載できるため、外出先やビジネスで活躍します。

一般的な折り畳み電動バイクの特徴


  • 普通自動車免許があれば、原付一種扱い(出力0.6Kw以下)の折り畳み電動バイクを公道で運転することができる
    ※定格出力が0.6kWを超えると、原付二種などの免許証が必要
  • ガソリン不要なので、ランニングコストが安い
  • 給油でガソリンスタンドに出向く必要がない
  • バッテリーを取り外し、家庭用のコンセントで手軽に充電できる
  • 折り畳んで室内保管できるので、駐輪場がなくてもOK
  • エンジンが熱を持つこともないため、すぐに車などに積み込める
  • 排気ガスを排出しないので、環境・人体への影響が低い
  • ガソリン式と比べて走行音が静かなので、早朝や夜間、住宅街で気にせず走行できる

今後、移動手段はますます洗練され、環境への影響を考慮する必要があります。
そのなかで、注目すべき存在が「折り畳み電動バイク」なのです。


公道でも走行できる


原付一種で運転できる折り畳み電動バイクの場合、ご自身が普通自動車免許持ちで必要な手続き(ナンバープレートの取得など)完了後、公道で運転することができます。走行時はヘルメットの着用が義務付けられています。
※原付一種:普通自動車免許を取得した際に付帯される免許です。

免許区分


電動バイクは、定格出力「kw」(通常のバイクでいうと総排気量「cc」)によって免許区分が異なります。
原付一種の免許は、普通自動車免許を取得した際に付帯される免許ですが、その他の免許は別途取得が必要となります。

種類定格出力(電動バイク)総排気量(ガソリンエンジン式)
原動機付自転車免許(原付一種)0.6kW以下~50cc
小型限定普通二輪免許(原付二種)0.6kW超 1.0kW以下~125cc
普通二輪免許1.0kW超 20kW以下~400cc
大型二輪免許20kW超400cc超

電動バイクには排気量という数値は存在しないため、モーターの定格出力によって区分が決めれています。定格出力とは、装置を安定して動作するために必要な最大電力のことです。